CentOS Stream 8 日本語化

CentOS Stream 8を日本語化する手順を紹介します。GUIありの状態で日本語化ができます。

(正直手こずりましたが)次の方法でうまくいきましたので、参考になれば幸いです。

 

1.日本語関連のパッケージをインストールします

# dnf -y install langpacks-ja

 

2.システムの文字変更

# localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8
# source /etc/locale.conf

 

3.bash_profileの変更

# vi ~/.bash_profile

 

最終行に次の2行を追加します。

『LANG=ja_JP.UTF-8

export LANG』

※ viは「:wq」で保存+終了です。

 

4.設定の反映

# source ~/.bash_profile

 

5.日本語入力プログラムをインストール

# dnf -y install ibus-kkc

 

6.再起動します

 

7.再起動すると次の画面が表示されるので、「次回から表示しない」にチェックし、

「古い名前のままにする」を押します。

※環境によっては日本語名にすると、次回以降の起動時に立ち上がらなくなる可能性が

あるため古い名前のままとしています。

 

メニュー等が日本語化されていると思います。

 

以上、日本語化の手順でした。

 

 

インストール手順

CentOS Stream 8にPostgreSQL12をインストールする手順を紹介します。

 

PotgreSQL13

PostgreSQL13のインストールはこちら

https://postgresweb.com/install-postgresql13-centos-stream-8

 

1.PostgreSQLのリポジトリパッケージをインストールする

installの後に書いてある「https://~」のURLはここを開き、「CentOS 8 - x86_64」を右クリック、

「リンクのアドレスをコピー」したものを使います。

# yum -y install https://download.postgresql.org/pub/repos/yum/reporpms/EL-8-x86_64/pgdg-redhat-repo-latest.noarch.rpm

 

2.PostgreSQLのインストール

そのままinstallをするとOS 標準の postgresql モジュールが優先されてしまい、

パッケージが見つからずにエラーなるため、postgresqlモジュールを無効にします。

# dnf -y module disable postgresql
# yum -y install postgresql12-server

 

3.データベースクラスタの作成

データベースクラスタ(=データベースを格納する領域)を作成します。

途中postgresユーザーの新規パスワードを求められるので、2回入力します。

# su - postgres -c '/usr/pgsql-12/bin/initdb -E UTF8 --locale=C -A scram-sha-256 -W'

 

4.データベースサーバの起動

データベースサーバを起動します。

# systemctl start postgresql-12.service

 

5.サービス状態の確認

Active : active( running )となっていることを確認。

# service postgresql-12 status

 

6.データベースの一覧を取得する

最後の動作チェックとしてデータベースの一覧を取得します。

# su - postgres
# psql -l

 

 

以上、PostgreSQLのインストール手順でした。

 

アンインストール手順

PostgreSQLのアンインストール手順です。

手順はPostgreSQL13ですが、「13」を変更すれば他のバージョンでも使用可能です。

 

1.PostgreSQLのサービスを停止する

# systemctl stop postgresql-13.service
# systemctl disable postgresql-13.service

 

2.PostgreSQLのパッケージを検索

アンインストールするためPostgreSQLのパッケージを検索。

※ 表示されたパッケージは次のコマンドで使用します。

# rpm -qa | grep postgres

 

3.パッケージのアンインストール

2.で表示されたパッケージをアンインストールします。

# rpm -e postgresql13-server-13.2-1PGDG.rhel8.x86_64
# rpm -e postgresql13-13.2-1PGDG.rhel8.x86_64
# rpm -e postgresql13-libs-13.2-1PGDG.rhel8.x86_64

 

4.ディレクトリの検索①(ユーザーディレクトリ)

# ls /usr | grep pgsql-13

 

5.ディレクトリの削除①(ユーザーディレクトリ)

4.で検索したディレクトリを削除します。

# rm -rf /usr/pgsql-13

 

6.ディレクトリの検索②(ライブラリ)

# ls /var/lib | grep pgsql

 

7.ディレクトリの削除②(ライブラリ)

6.で検索したディレクトリを削除します。

# rm -rf /var/lib/pgsql

 

8.postgresユーザーの削除

# userdel -r postgres

 

※上のコマンドが「currently used by process XXXX」で消せない時は、

次のコマンドでプロセスkill後に実行してみて下さい。

kill -kill XXXX 

 

以上がPostgreSQLのアンインストール手順です。

viでファイルを保存しないで終了する

viをファイルを保存しないで終了するには「:q」を入力します。

:q

 

しかし上のコマンドを入力時、

no write since last change (add to override) 」と表示されて閉じれない場合があります。

理由はファイルを編集していた場合、「:q」では終了できないからです。

 

ファイルを閉じるには、次のどちらかの操作をします。

・保存して閉じる場合 … 「:wq」

・保存せず閉じる場合 … 「:q!」

:wq
:q!

 

PostgreSQLサービスの起動

PostgreSQLサービス起動するには次のコマンドを実行します。

# systemctl start postgresql-13.service

 

 

PostgreSQLサービスの終了

PostgreSQLサービスを停止するには次のコマンドを実行します。

# systemctl stop postgresql-13.service

 

 

サービス状態の確認

PostgreSQLサービス状態を確認するには次のコマンドを入力します。

実行中ならActive : active ( running )

実行中でないならActive : inactive ( dead ) が表示されます。

# service postgresql-13 status

 

 

 

PostgreSQL13をシステム起動時に開始する

OS起動時にPostgreSQLのサービスを起動するには、次のコマンドを実行します。

# systemctl enable postgresql-13.service

 

Created symlink…と表示されればOKです。

 

 

PostgreSQL13をシステム起動時に開始するのを解除する

OS起動時にPostgreSQLのサービスを起動する設定を解除するには、次のコマンドを実行します。

# systemctl disable postgresql-13.service

 

Removed… と表示されればOKです。

 

 

インストール手順

CentOS Stream 8にPostgreSQL13をインストールする手順を紹介します。

 

1.PostgreSQLのリポジトリパッケージをインストールする

installの後に書いてある「https://~」のURLはここを開き、「CentOS 8 - x86_64」を右クリック、

「リンクのアドレスをコピー」したものを使います。

# yum -y install https://download.postgresql.org/pub/repos/yum/reporpms/EL-8-x86_64/pgdg-redhat-repo-latest.noarch.rpm

 

2.PostgreSQLのインストール

そのままinstallをするとOS 標準の postgresql モジュールが優先されてしまい、

パッケージが見つからずにエラーなるため、postgresqlモジュールを無効にします。

# dnf -y module disable postgresql
# yum -y install postgresql13-server

 

3.データベースクラスタの作成

データベースクラスタ(=データベースを格納する領域)を作成します。

途中postgresユーザーの新規パスワードを求められるので、2回入力します。

# su - postgres -c '/usr/pgsql-13/bin/initdb -E UTF8 --locale=C -A scram-sha-256 -W'

 

4.データベースサーバの起動

データベースサーバを起動します。

# systemctl start postgresql-13.service

 

5.サービス状態の確認

Active : active( running )となっていることを確認。

# service postgresql-13 status

 

6.データベースの一覧を取得する

動作チェックとしてデータベースの一覧を取得します。

# su - postgres
# psql -l

 

 

 

動作確認用DBの作成

動作用に最低限のDBを作成する例です。(参考程度に)

--データベースの作成
CREATE DATABASE db1;

--テーブルの作成
CREATE TABLE tbl1(seq serial not null
, hoge text
, constraint pk_tbl1 primary key(seq)
);

--データの登録
insert into tbl1(hoge)values('test1');
insert into tbl1(hoge)values('test2');

 

以上、PostgreSQLのインストール手順でした。

現象(2021年2月に発生)

VirtualBox上からCentOSを起動しようとした時に、次のメッセージが出た時の対処法です。

 

 

【メッセージ内容】

仮想マシン"(自分で設定した名前が入ります)"のセッションを開けませんでした。

Call to WHvSetupPartition failed: ERROR_SUCCESS (Last=0xc000000d/87) (VERR_NEM_VM_CREATE_FAILED).

終了コード : E_FAIL (0x80004005)
コンポーネント: ConsoleWrap
インターフェース: IConsole {872da645-4a9b-1727-bee2-5585105b9eed}

 

【使用していた環境】 ※2021年2月に発生

・Windows 10 Home

・VirtualBox-6.1.18

・CentOS Stream 8

 

 

解決方法

解決方法は、次のコマンドをコマンドプロンプトで実行し再起動するだけです。

※ コマンドプロンプトは右クリックから「管理者として実行」で実行して下さい。

bcdedit /set hypervisorlaunchtype off

 

「この操作を正しく終了しました。」と表示されたらOKです。

再起動し再度VirtualBoxから起動を試してください。

 

※ 尚、変更した設定を戻すには次のコマンドを入力します。

bcdedit /set hypervisorlaunchtype auto

 

以上、困ってここにたどり着いた人の参考になれば幸いです。

 

現象(2021年2月に発生)

VirtualBox上にCentOS Streamをインストールをしようとしましたが、

次の画面のように黒い画面に「_」が一つでたまま進まない現象が発生しました。

 

待てば進むかとも思いましたが、数時待っても変わりませんでした。

結果として解決できたので同じ現象に困った人の参考になれば。

 

 

【使用していた環境】 ※2021年2月に発生

・Windows 10 Home

・VirtualBox-6.1.18(VirtualBox-6.1.18-142142-Win.exe)

・CentOS Stream 8(CentOS-Stream-8-x86_64-20210223-boot.iso)

 

 

解決方法

解決した方法ですが、

「VirtualBox 6.1.18」から1つ前の「VirtualBox 6.0.24」へバージョンを下げたら解決しました。

※ 古いバージョンのダウンロードはこちらからできます。

 

また、環境によるのかもしれませんが、

私のPCではバージョンをさげてインストールをはじめたら、次のエラーがでるようになりました。

 

 

このエラーは、さきほどの古いバージョンをダウンロードするところにある、

Extension Packをインストールをしたら解決しました。

 

 

 

インストール方法は、VirtualBox起動後>左上のファイル>拡張機能で、

ダウンロードしたファイルを選択すればインストールができます。

 

以上、困ってここにたどり着いた人の参考になれば幸いです。

 

各バージョンのサポート期限

2021年2月現在、CentOSのサポートについて発表されている情報をまとめました。

CentOS 8は2021年12月31日でサポート終了。CentOS Streamへ注力すると発表があった。

  ※ サポート終了後は、セキュリティパッチ含むアップデートの提供がされなくなる

・ CentOS 7についてはこれまで通りライフサイクルに合わせて公開が続けられる。

・ CentOS 9はリリースはされない。

・ 開発元は、「CentOS Stream 8」に移行することを推奨している。

・ ベンダーによっては、すでにCentOS 8を導入済のユーザーに対しての延長サポートあり。

・ 救済措置がないとも言えないが、希望を持たず移行を進めていくべき

 

バージョン サポート終了期限
CentOS 6 2020年11月30日(終了)
CentOS 7 2024年6月30日まで
CentOS 8

2029年5月31日まで

2021年12月31日(2020年12月8日に発表)

※ CentOS Streamについてはこちらのサイトが参考になります。

 

 

移行先の検討

移行先の選択肢としては次のとおり

・ Ubuntu Server

・ AWSの場合は、Amazon Linux2

・ Red Hat Enterprise Linux(有償)

・ CentOS 7へ戻す

・ その他(Oracle Linux 8、AlmaLinux、RockyLinux)

 

それぞれのLinuxへPostgreSQLをインストールする方法はこちら