利用可能なソフトウェア(=トピック)を確認する

利用可能なソフトウェアを確認する

利用可能なソフトウェアを確認するには次のコマンドを実行します。

※正確には、ソフトウェアではなくソフトウェア群であり、トピックと呼びます

$ amazon-linux-extras

 

 

インストールされるパッケージを表示する

次のコマンドは、トピックに紐づくパッケージを表示できます。

(このパッケージがインストールされます)

$ amazon-linux-extras info トピック名

例:ruby2.6

 

 

トピックをインストール

$ amazon-linux-install トピック名

 

 

トピックをアンインストール

トピックをアンインストールする方法は今のところなく、

パッケージごとにアンインストールする必要があります。

 

インストール手順

Amazon Linux 2にNginxをインストールする手順を紹介します。

 

環境

・Amazon Linux release 2

・VirtualBox 6.0.24(Windows 10 Home上)

※ 2021年4月にインストールを確認しました

 

1.インストールコマンド

次のコマンドでインストールします

$ sudo amazon-linux-extras install nginx1

 

2.Nginxサービスの起動

$ sudo systemctl start nginx.service

 

3.Nginxサービス状態を確認

Activeになっていることを確認

$ sudo systemctl status nginx.service

 

4.アクセス確認

ブラウザで次のURLへアクセスするとテストページが開きます。

http://localhost

 

 

以上、Nginxのインストール手順です。

インストール手順

Amazon Linux 2にApache(httpd)をインストールする手順を紹介します。

2021年4月時点の最新バージョンは2.4です。

 

環境

・Amazon Linux release 2

・VirtualBox 6.0.24(Windows 10 Home上)

※ 2021年4月にインストールを確認しました

 

1.インストールコマンド

次のコマンドでインストールします

$ sudo yum install -y httpd

 

2.バージョン確認

$ httpd -version
Server version: Apache/2.4.46 ()
Server built:   Aug 24 2020 18:54:20

 

3.自動起動の設定

$ systemctl enable httpd.service

 

4.起動

$ systemctl start httpd.service

 

5.アクセス確認

ブラウザで次のURLへアクセスするとテストページが開きます。

http://127.0.0.1/

 

 

以上、Apacheのインストール手順です。

インストール手順

Amazon Linux 2にGoogle Chromeをインストールする手順を紹介します。

 

環境

・Amazon Linux release 2

・VirtualBox 6.0.24(Windows 10 Home上)

※ 2021年4月にインストールを確認しました

 

1.レポジトリを作成

ファイルを新しく作成します。

$ sudo vi /etc/yum.repos.d/google-chrome.repo

 

次の内容をそのまま記述

上書き保存は「:wq」で行います。

[google-chrome]
name=google-chrome
baseurl=http://dl.google.com/linux/chrome/rpm/stable/$basearch
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=https://dl-ssl.google.com/linux/linux_signing_key.pub

 

2.Google Chromeのインストール

$ sudo yum install --enablerepo=google-chrome google-chrome-stable

 

上のコマンドが完了すれば、Chromeがインストールされます。

 

※ Amazon Linux 2のローカル環境

今回の環境はAmazon Linux 2をローカルのVirtualBoxに構築しました。

構築に関する投稿はこちらを参照して下さい。

 

以上、Google Chromeのインストール手順です。

エラー

TightVNC Viewerからの接続時に、次のエラーが出た時の対処方法です。

 

サービスの状態を確認する

恐らくサービスが何らかの原因でサービスが動いていない可能性があるので、

次のコマンドでサービスの状態を確認します。

$ systemctl status vncserver@:1.service

statusの状態は、Activeの項目に表示されます。

active       : 起動中

inactive : 停止中(エラーなし)

failed      : 停止中(起動しようとして失敗)

 

tmp内のソケットファイルを削除

tmp内のソケットファイルを削除します。

$ sudo rm /tmp/.X11-unix/X1

 

VNCサーバー自動起動設定

$ systemctl enable vncserver@:1

 

サービスの状態を確認する

サーバーがActiveになったことを確認します。

Activeになれば接続できるようになっているはずです。

$ systemctl status vncserver@:1.service

 

GUI環境の構築

VirtualBox上に構築したAmazon Linux 2にGUI環境を構築する手順です。

1~6までの作業をAmazon Linux 2で行い、

7以降を(VirtualBoxがある)Windows側のPCで行います。

 

環境

・Amazon Linux release 2

・VirtualBox 6.0.24(Windows 10 Home上)

※ 2021年3月に動作確認をしました

 

作業前に:コマンドを貼り付けする

ここでのコマンドはそのままコピーして貼り付けたほうが手間もなく確実です。

しかしそのままVirtualBox上のAmazon Linuxにはコマンドを貼り付けできません。

 

PuTTY等で接続すればコマンド貼り付けが可能なのでおすすめです。

手順はこちらで紹介しています。

 

1.パッケージを最新化

$ sudo yum update

 

2.GUI(MATE:マテ)のインストール

$ sudo amazon-linux-extras install mate-desktop1.x
$ sudo bash -c 'echo PREFERRED=/usr/bin/mate-session > /etc/sysconfig/desktop'

 

3.TigerVNCサーバーをインストール

$ sudo yum install tigervnc-server

 

VNCのパスワードを設定します。

「vncpasswd」コマンドを入力するとパスワードを聞いてくるので入力します。

Verifyは同じパスワードを入力。Would you ~?と聞いてくるので「n」でOKです。

$ vncpasswd
Password:123456
Verify:123456
Would you like to enter a view-only password (y/n)? n
A view-only password is not used

 

4.VNCサーバーの起動

VNCサーバーの起動とユニット作成、設定を行います。

次の5行をすべて実行して下さい。

$ vncserver :1
$ sudo cp /lib/systemd/system/vncserver@.service /etc/systemd/system/vncserver@.service
$ sudo sed -i 's//ec2-user/' /etc/systemd/system/vncserver@.service
$ sudo systemctl daemon-reload
$ sudo systemctl enable vncserver@:1

 

5.再起動

$ sudo reboot

 

6.VNCサービスの起動

$ sudo systemctl start vncserver@:1

 

7.TightVNC Viewerのインストールと接続

ここからの作業は(VirtualBoxがある)Windows側のPCで作業します。

次の記事にそってAmazon Linux 2に接続するための

TightVNCのインストールと接続操作をして下さい。

 

8.デスクトップ画面の表示

7の作業が終わり接続するとデスクトップ画面が表示されます。

 

9.日本語化

ちなみに8のデスクトップ画面は日本語化されていますが、

日本語化するには次のコマンドと設定をします。

$ sudo yum install ibus-kkc
$ sudo yum install google-noto-sans-japanese-fonts

 

ibus-kkcの設定をbashrcに記載

viで開き、

$ sudo vi ~/.bashrc

 

次の内容を末尾に追加(保存は「:wq」)

export GTK_IM_MODULE=ibus
export XMODIFIERS=@im=ibus
export QT_IM_MODULE=ibus
ibus-daemon -drx

 

ロケールを設定します

$ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8

 

最後に再起動すると日本語化したデスクトップが起動します

$ sudo reboot

 

以上、VirtualBox上に構築したAmazon Linux 2にGUI環境を構築する手順です。

インストール手順

Amazon Linux 2にPostgreSQL13をインストールする手順を紹介します。

後述しますが同じ手順でPostgre12、PostgreSQL11のインストールができます。

 

それぞれのバージョンは2021年3月時点で、

PostgreSQL13.2、PostgreSQL12.6、PostgreSQL11.11です。

 

環境

・Amazon Linux release 2

・VirtualBox 6.0.24(Windows 10 Home上)

※ 2021年3月に動作確認をしました

 

1.リポジトリのインストール

$ sudo rpm -ivh --nodeps https://download.postgresql.org/pub/repos/yum/reporpms/EL-8-x86_64/pgdg-redhat-repo-latest.noarch.rpm

 

2.リポジトリファイルの置換

ファイル内容の置換を行います。

$ sudo sed -i "s/$releasever/7/g" "/etc/yum.repos.d/pgdg-redhat-all.repo"

 

3.PostgreSQLのインストール

postgresql13をpostgresql12、postgresql11にするとそのバージョンがインストールできます。

$ sudo yum install -y postgresql13

 

4.PostgreSQLのバージョン確認

$ psql --version
psql (PostgreSQL) 13.2

 

以上、PostgreSQL13のインストール手順です。

記号が入力できない

AmazonLinux2で「_」(アンダーバー)や「:」(コロン)の記号入力が、

ぱっとわからなかったためメモを残します。

 

「_」(アンダーバー)…シフトを押しながらハイフンのキー「-」を押すと入力できます

「:」(コロン)   …シフトを押しながらセミコロン「;」を押すと入力できます

 

 

日本語キーボードにする

そもそものところですが、日本語キーボードにすれば上の現象は解決でします。

入力できない記号などがあれば試してみて下さい。

$ sudo localectl set-keymap jp106

 

VirtualBoxにAmazon Linux 2の環境構築をする

VirtualBoxにAmazon Linux 2の環境構築をする方法を紹介します。

Amazon Linux2を試しに使ってみたいという人にも。

なるべく画像多め・説明多めにしたため長く見えますが、

手順はそれほど難しくないので参考になれば幸いです。

※ ここで紹介するのは、2021年3月時点のものです。

 

1. Amazon Linux 2 VM イメージ(vdiファイル)のダウンロード

イメージファイルの取得サイト(AWS)を開きます

 

② 「Amazon Linux 2 VM イメージのダウンロード」をクリック

 

 

③ Oracle VirtualBoxをクリックするとダウンロードが始まります。

※ 2021年3月時点でファイル名は「amzn2-virtualbox-2.0.20210318.0-x86_64.xfs.gpt.vdi」、

サイズは1.7GBほどでした。

ダウンロードしたら次に「seed.iso」イメージをダウンロードします。

 

 

2.seed.isoイメージをダウンロードする

GitHubを開きます。

 

② seed.isoをクリック

 

 

③ 画面右のDownloadをクリックしファイルを保存します。

 

 

④ わかりやすいようにダウンロードしたファイル2つをフォルダに格納します。

場所はどこでも構わないですが、日本語のフォルダ名でない方がよいと思います(念のため)

次の例では、「C:\VirtualPC\AmazonLinux2」フォルダを作り、格納しました。

 

 

3.VirtualBoxを開き仮想マシンを作成する

① VirtualBoxを開き、新規ボタンを押します。

 

 

② 仮想マシンの作成で次のように入力します

名前     : 自由でOKです(例としてAmazonLinux2としました)

マシンフォルダ: どこでもOkです。

タイプ    : Linux

バージョン  : Linux 2.6 / 3x / 4x (64-bit)

※タイプとバージョンは名前より自動で選択される場合もあります。

 

メモリーサイズ:多めに設定

ハードディスク:すでにある仮想ハードディスクファイルを使用するにチェック

赤枠のフォルダのアイコンをクリックします

 

 

追加ボタンをクリックします

 

 

ダウンロードした「amzn2-virtualbox-2.0.20210318.0-x86_64.xfs.gpt.vdi」を選択し、

右下の「開く」ボタンをクリックします

 

 

Not Attachedに追加され、それを選択した状態で、「選択」ボタンをクリックします。

 

 

選択したvdiファイルが選択された状態になると思いますので、

右下の作成ボタンをクリックします。

 

 

4.作成された仮想マシンの設定(ストレージ)

① 仮想マシンの設定を開く

 

 

② 設定 > ストレージを開き、コントローラー:IDEに「seed.iso」を設定します。

 

 

5.作成された仮想マシンの設定(ネットワーク)

① アダプター2を表示し、ネットワークアダプターを有効化にチェック

次のようになるように設定します。

② OKボタンを押します

 

 

6.仮想マシンを起動

① 仮想マシンを起動します

 

 

② Amazon Linuxを選択

 

 

※ この画面から進まないと思ったら、ENTERを押すと進みます

 

 

③ ログイン、パスワードは次のものを入力

ID:ec2-user

パスワード:local

 

 

④ ログインできれば成功です

 

 

以上、AmazonLinux2の環境構築する手順です。

(今回の手順はこのサイトを参考にさせて頂きました。)

SSH接続をするための設定

VirtualBox上に構築したAmazon Linux 2にSSH接続をするための設定を紹介します。

TeraTerm、PuTTY等で接続するための参考になれば幸いです。

 

1.ホストネットワークマネージャーの設定

① ファイル > ホストネットワークマネージャーを開く

 

② 画面上部のVirtualBox Host-Only Ethernet Adapterが選択された状態で、

画面下部のアダプターを「アダプターを自動で設定」にします。

※このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますかの

メッセージが表示されたら「はい」を押します。

 

③ DHCPサーバーに切り替え、次のように設定します。

サーバーアドレス: 192.168.56.100

サーバーマスク : 255.255.255.0

アドレス下限  : 192.168.56.101

アドレス上限  : 192.168.56.254

 

 

2.ネットワーク設定

① ポートフォワーディング画面を開く

 

②画面のように設定を1つ追加します。(設定は全く同じでOKです)

名前    :SSH

ホストポート:22

ゲストポート:22

 

 

3.パスワードでのSSH接続を許可する

sshd_configを開き、1か所を修正します。

$ sudo vi /etc/ssh/sshd_config

 

PasswordAuthenticationを「no」から「yes」にし保存します。

※ viの保存終了は「:wq」です。

 

 

4.firewalldをインストールする。

$ sudo yum -y install firewalld

 

firewalldサービスを起動する。

$ sudo systemctl start firewalld
$ systemctl status firewalld

 

 

5.設定・状態を確認

デフォルトのままでOKなはずなので念のため確認

・SELinux

$ getenforce
DisabledになっていればOK

 

・sshdサービス

$ systemctl status sshd.service
active( running )になっていることを確認

 

6.NetworkManagerをインストールする。

$ sudo yum -y install NetworkManager

 

 

7.再起動

$ sudo reboot

 

 

PuTTYのインストールと接続方法

PuTTYとはサーバへのリモート接続をするためのソフトです。

Linuxマシンなどに接続する方法はこちらを参照してください。

 

あわせて読みたい

https://postgresweb.com/install-putty