【IEサポート終了】Windows SKUとは、20H2、IoT、ESC、LTSCなどの用語の意味を調べてみました
IEのサポート終了が発表
IEのサポート終了(現地時間の2022年6月15日、日本時間では2022年6月16日でお別れ)が発表されました。いろいろなサイトで取り上げられていますが、言葉の意味で分からなかったところを調べたので備忘として残します。
言葉の意味
今回の発表ではサポート対象となるもの・ならないもののがありますが、特にオレンジの箇所の意味がわからず調べました。
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今回のサポート終了の対象となるの
・ Windows 10 デスクトップ SKU (20H2 以降)
・ Windows 10 IoT (20H2 以降)
この発表の対象外となるもの
・ Microsoft Edge の Internet Explorer モード
・ Internet Explorer プラットフォーム (MSHTML/Trident)
以下で動作する Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーション:
・ Windows 8.1
・ Windows 7 ESU
・ Windows 10 Server SAC (全バージョン)
・ Windows 10 IoT LTSC (全バージョン)
・ Windows 10 Server LTSC (全バージョン)
・ Windows 10 クライアント LTSC (全バージョン)
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「SKU」について
SKUで調べると物流関連のことが出てきますが、ここでの意味合い的なものは「OSのラインナップ」のようです(HomeやPro、Enterprise等のこと)。まぁほとんどのWindows 10がサポート終了対象だと思って差し支えないようです。
「20H2」について
Windows 10は約半年ごとに大型の更新プログラムが配信されており、2020年10月の更新プログラムのバージョンが「20H2」です。別名で、Windows 10 October 2020 Updateとも呼ばれます。「20H2」の20は2020年を示し、Hはhalfの意味になります。年2回のため前半がH1、後半がH2です。(これまでは1903、1909、2004のように数値だけでした。)
「Windows 10 IoT」とは
以前「Windows Embedded」というシンクラ端末やレジに置かれているPOS端末、銀行のATM等のマシンで幅広く利用されていたOSがありましたが、Windows Embeddedの名称がWindows10世代に代わり、「Windows 10 Iot Enterprise」に変わったようです。
「ESU」とは
ESUとは Extended Security Updatesの略称。2020年1月14日にWindows 7 のサポート終了となりましたが、2020年1月15日以降、1年単位で購入し最大3年間 Windows 7 のセキュリティー更新プログラムを提供するサービスです。
「LTSB」、「LTSC」について
LTSBはリリース後10年のセキュリティアップデートのサポートを受けられるEnterprise Editionの1バージョン。通常は年2回機能更新が行われる(通称:SAC(Semi-Annual Channel))が、LTSBはこの機能更新が行われず、セキュリティや修正プログラムのみが更新されるので、不具合が起きにくくなることを期待されている。なお、LTSC(Long-Term Servicing Channel)と表記されている場合もあるが同じもので、2017年に名前が変更された。