【Python】pip installとpython -m pip install の違い
pip installとpython -m pip install の違い
パッケージをインストールする際に、①「pip install」で実行する方法と②「python -m pip install」で実行する2つの方法があります。
# パッケージのインストール構文(2つの方法)
pip install <Package>
python -m pip install <Package>
どちらもパッケージをインストールするということは変わりません。
では、どちらを使えばいい?という問いの結論は『python -m pip installを使う』が答えです。
というより、そもそも複数バージョンの Python を PC 内にインストールしていなければ気にしなくてOKです。
では2つの違いについて。
pip install … pip コマンドで実行されるPythonにインストールされる
python -m pip install … pythonコマンドで実行されるPythonにインストールされる
この違いによって、パッケージのインストール先(Pythonのバージョン)が異なる可能性がでてきます。つまり、バージョンの違いによるトラブルが発生しかねないということになります。
つまり、Pythonのスクリプトを実行する際には、python コマンドを実行しています。「python -m pip install」でインストールを行うことで、(同じpythonコマンドを使っているため)パッケージのインストール先をスクリプト実行時に使用しているバージョンの Python に統一することができ、不整合の発生を防ぐことができます。そのため『python -m pip install』を使うことを推奨しているというわけです。