【VBA】Variant型のデメリット

VBA

行間調整

Variantは非常に柔軟な型で、どんな種類のデータも格納できるため変数を宣言するのにとても便利です。「なんでもかんでもVariantを使えばいいじゃん!」と思いますが、Variantにもいくつかデメリットがあります。

 

①コードの可読性の低下

変数は、他の開発者や自分自身にとって理解しやすい形であることが重要ですが、型を指定しないとその変数がどのようなデータを期待しているのかが不明確になり、可読性が低下する可能性があります。

 

②メモリ使用量の増加

Variantはオーバーヘッドがあるため、他の特定のデータ型よりもメモリ使用量が多くなり、実行速度が低下する可能性があります。

 

③実行時エラーのリスク

Variantは実行時に型変換が行われるため、型が一致しない場合に実行時エラーが発生する可能性があります。型を厳密に指定することで、コンパイル時にエラーを検出することができ、安全性が向上します。

デメリットを踏まえて、できるだけ具体的なデータ型を選択して変数を宣言することが、コードの安全性、可読性、およびパフォーマンス向上につながると思います。